太古の昔、地殻変動により地上に甦った巨大な岩石が、雨風にさらされ、川に流され、角を削られ丸く小さな石コロとなり、河原に無数に積っていきました。
私は十年前ほど、そんな誰も見向きもしない石コロに興味を持ち、河原を散策中そこに、身を丸め日向ぼっこをしているかのような、猫の姿を石コロたちの中に見出したのです。悠
久の時
の流れの中で、その形をなした石コロの魂が
、猫の姿を借りて、私に語りかけて来たかのように感じ、私の創造力を駆り立てたのです。今日、荒れゆくこの世相に、この『石コロの猫たち』の作品を見ていただく時、ひとときの潤いと安らぎを、また大自然の強大な力と、永劫なる時の流れをも感じていただければ幸いです。
STONE PAINTING 川ア浩二作 |